Macの中のNewtonの法則。

筋力を使った現実的な動作と
計算で再現された物理的法則の遭遇。


何らかのセンサーによって測定された値が
巧みに視覚化された物理的法則に基づく現象を描き出す。


100円ライターにおいて、点火のトリガーとなるボタンを押す。
発生した火花は、蓄えられている燃焼物質に点火し、炎を生成する。


このMacで行われていることは、100円ライターにおける
物理的法則という因果律を、センサーと計算でわざわざ表現している。
どこか健気さや可愛らしさを感じると同時に、
何者かがそんな法則の再現は容易である、とも主張しているかのようだ。


測定されていることと算出されていることが隠蔽され、
インプットである動作とアウトプットである現象のみが目に見える状態は、
高度に発達すると、確かに魔法と見分けがつかないものになるのかもしれない。

<クラークの三法則>
1. 高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
2. 可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。
3. 充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。


<GIZMODE>
http://www.gizmodo.jp/2008/03/mac_5.html