ビリヤードの偶然と必然

ビリヤードの練習の過程は、
テーブル上の「偶然」を「必然」にしてゆくこと
だといえるかもしれない。

初めてビリヤードをする人には、
テーブル上で起こる出来事は、
運に支配された偶然の産物のように
見えるかもしれない。

経験を積むと、
自分でコントロールできる出来事が増え、
偶然が少なくなってゆく。

偶然を完全に排除することはできないけれど、
減らすことはできる。

プロのゲームで勝敗を分かつのは、
極限に減らされた「偶然」だといえる。

偶然を減らす度にそこから見える
景色は変わってゆく。

ビリヤードに限った話ではないけれど。

人のお誘いで、
久しぶりに球を撞いてそんなことを考えた。
また始めてみるかな。