シーシュポスの岩

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

カミュの『シーシュポスの神話』。


岩を転がして山の頂へ押し上げるも、
その重さによって転げ落ちていく岩。
いつ終わることもないそんな刑罰を
神々から課されたシーシュポス。


不条理な苦役の最中にありながらも、
シーシュポスのこの行為には「悦び」
があるとカミュは述べる。


カミュの心が投射されたこの数ページの
評論を読み、そこに投射された自らの心を知る。