カウリスマキ作品に遭遇
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「街のあかり」と「過去のない男」を立て続けに観た。
カウリスマキという監督の名前はどこかで聞いたことがある、
という程度の理解しかない。
俳優たちの「サンダーバード」のマリオネットのような表情に
最初は戸惑いがあったが、そんな戸惑いはいつの間にか消え、
物語に引きずり込まれた。
何処惹かれたのか分からないが、どちらもとても魅力的な作品だった。
どちらかというと、比較的幸せそうだった「過去のない男」の方が好きだ。
かなり悲惨な状況にありながらも、悲観せず(演技で表情がないだけか?)
少しずつ生活を成り立たせていこうとする姿は、記憶がなくなっていても、
とにかく生きていかなければいけないという人間の本能を表しているようだ。
特に、コンテナを掃除し、コンテナの前でジャガイモを植えているシーンが
印象に残っている。